初めに
ジャズマテリア は 音の並び を アルファベット、
記号、数字 で 表した 音の並び で
一つ一つ を マテリア(materia) と 言い
その総称を ジャズマテリア とします
ジャズマテリア は 単独 で 思いつたものではありません
このサイトでいうと Jazz Materia_Advanced に 当たる内容を
ずっと研究してきて、ある時 それを文章にまとめようと 試みました
その時に どうしても 音の並び を 記号等 で
シンプル に 表す 必要 が出てきました
まず 一般のジャズ理論 で 使われてる方法 は ないかと 考えましたが
コード や 音階 とは 異なり、3音 又は 4音 の『並び』なので
一から 考えないといけないな と なりました
Jazz Materia_Advanced のほうは
ジャズ の 即興演奏 を 前提 として 研究 してきているので
まず どんな調でも 一貫して 使えることを 重視 しました
そこでまず 音程差(半音の数) を 用いよう と 思い立ちました
これは 普段から このように 音階 の下に 数字、音程差(半音の数)を
書き入れる 習慣 が あったことに 起因 します

矢印 の 右 に 34 とか 123 という 数字 は コード に 例えると
m7 とか 7alt の ようなもの です
ちなみに c↑34 は 構成音 だけ見ると Cmトライアド と 同じですね
こういった コードネーム で 表される 構成音 と 同じマテリア は複数あります
でも 例えば c↑112 の ような 並び は
コードネーム で 表すのは 困難 です
また、Cクロマチックスケール の 初めの4音 でも ありませんね

話 は 逸れましたが
並び を 表すのに 音程差(半音の数) を 用い
コードネーム に ヒント を 得て
並び の 開始 となる 音 を 必ず入れること
それで c34、c123 という形に なりました
これでは まだ 完成 では ありません
並び には 上行・下降 が あります
c↑123 と c↓123 では 構成音 が 違うので どちらも必要 です

矢印 は キーボード に 無いので 他に良いものはないか と 考えました
が 実際 には 手書き の 場合 もあるし、見やすさで 決めました
海外の人 は 自国 の キーボード で 書けるのか 少々 不安 はあります
初め Jazz Materia_Advanced で 思いついた アイデア ですが
これは 一般のジャズ理論 でも 同じように 使えます
一般のジャズ理論 での コードトーン は
Jazz Materia_Advanced では 異なる音 に 置き換えられますが
ジャズマテリア の 仕組み は 変わりません
Jazz Materia_Advanced での c↑123 は
一般のジャズ理論でも c↑123 です
一般のジャズ理論 の 範囲内 だけでも転調、モチーフ的 な アイデア
など 十分活用 できる と 思います
Jazz Materia_Advanced では
取り出すことのできる マテリア が 増える という 違い があります
即興演奏 のための 語彙 が 増える という イメージです
もちろん 作曲 や アレンジ に 活用 してもいいですね
具体的に、
一般のジャズ理論 での Cメジャースケール から 得られる
E音 を 開始音 とする 上行3音マテリア に 絞って 見てみましょう

e↑12 e↑14 e↑17 e↑1 11
e↑71 e↑75 e↑10 2
(G#音 は 付加音 なので 付加音の処理 の ルール に 従って
ここでは 除外 します)
これだけあります
そして Jazz Materia_Advanced の 領域 で 得られる マテリア は
e↑14 e↑16 e↑19 e↑1 11
e↑23 e↑25 e↑28 e↑2 10
e↑41 e↑43 e↑46 e↑48
e↑61 e↑64 e↑66
e↑91 e↑93
これだけあります
太字 の マテリア は 共通 してます
このように 一般のジャズ理論 と Jazz Materia_Advanced の
両方 を 用いれば 使える マテリア が 増える ということです
Jazz Materia_Advanced については 有料記事 として 計画中 です
タイトル が 考案・公開 した 経緯 ということなので まとめると
・何年もかけて Jazz Materia_Advanced の 内容を 研究してきました
・それを 譜面 を 使いながら 文章 にして まとめよう としたときに
音の並び を 記号等 で 表す必要 が 出てきました
・それで どうしても 必要 となったため ジャズマテリア という
表し方 を 考案 しました
次に
・Jazz Materia_Advanced の 内容 は 一般のジャズ理論 とは
隔たりが大きい と 考えて、一般のジャズ理論 に 適用してみようと
試みました
そして
・ジャズマテリア の 表し方、活用法、一般のジャズ理論 への 適用等 を 公開
という 流れ です
目的 は ジャズマテリア を 世界中 に 普及 させて
単純 に 世界中 の ジャズプレイヤー数 が 増えてほしい ということです
活用法 など まだ コンテンツ が 少ない ですが コツコツ と
増やしていく つもり です
今回はここまで