ジャズマテリアの音程差と変化形について

18 views 3:17 AM 0 Comments 2023年12月29日

 

 

まず 初めに 変化形 の ルール を 書いてみます

 

・(音の並びの) 順番 を 変えてはいけない

・それぞれの音を 何オクターブ でも 上下移動可能

 

これだけです

補足しておくと 2番目のルール の「何オクターブでも」の 部分は

実際には 楽器の音域等 によって 制限 されるでしょうね

 

これを踏まえて ジャズマテリア の 音程差 について書いていきます

 

3音マテリア の 音程差 は 2~12 になります。

 

記譜されたものを見てみましょう

 

 

音程差 が 2~12 の 組み合わせ なら何でもいいです

ただし 音符の色 に 青 を用いる場合は 注意 が 必要 です

※ 音符の色 については 別の投稿 に書きます

 

話 を 進めます
例えば 音程差 12 を超える 14 の 音程差 があるとします

 

例)c↑77

 

左が  c↑77 を 基本形 で 記譜 したもの

右は c↑77 の 1番目の音 を 1オクターブ 上げて
3番目の音 を 1オクターブ 下げています

 

すると c↓55 となりますね

これは 3音マテリア の 音程差 2~12 に収まります

つまり c↑77 は c↓55 の 変化形 ということです

 

音程差 2~12 を 超える 並び は 何らかの 変化形 であると言えますね

 

上行  ↑  の 変化形 が 下降  ↓ になるとは限りません

 

例)c↑1 15 があるとします

 

 

左は  c↑1 15  右は c↑1 15 の 3番目の音 を 1オクターブ 下げています

この場合 c↑1 15  は c↑13 の 変化形 であることがわかります

 

4音マテリア を 見てみましょう

 

4音マテリア は 「3音マテリア+1音」 と考えてください

4音の 音程差 は 3~23 となります

 

例を挙げます

 

 

左は 最小音程差 の 3 で、右は 最大音程差 となる 23 です

 

全て 黒の音符 で 記譜 する場合は 音程差 3~23  なら どのような 組み合わせ でも OK です

 

例)

 

 

しかし 音符 を 黒青 に 色分け する場合 不可能 となる 並び が出てきます

( 色分け は 黒青黒青 と 交互 にするのが 原則 です)

 

右の c↑723  を見てみましょう

 

 

左はこのままでいいとして、右は 1番目の音 が 黒 なので

1番目 と 同音 となる 4番目の音 を 青 にすることができません

 

これは 4音マテリア として考えるのではなく

c↑72 + C音、または c↑72  の 構成音 で

4音以上 の 旋律 を作ると 考えると良いと思います

 

黒青 の 色分け は 単 に 見た目 だけではなく、意味があります

※別の 投稿 で 詳しく 書きます

 

最後 に 3音マテリア、4音マテリア の
それぞれ 上行・下降 の 変化形 をまとめて載せます

 

ここでは 上行は #、下降は ♭ の 変化記号 を用います

c↑11、c↓11、c↑111、c↓111  で 見てみましょう
変化形 の 順番 に特に意味はありません

 

3音マテリア は 基本形、変化形6個、8番目 は 基本形 を
1オクターブ 上げたものです

 

 

 

4音マテリア は 1番目 が 基本形、14個の 変化形、

最後 に 基本形 を 1オクターブ 上げています

 

 

今回はここまでです

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